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シカゴ支社コラム 2026/05/11

ホワイトソックス観戦記


4月28日の午後5時ごろ街中を運転していると、White Sox $5 Tuesday という電光掲示板が目に入りました。入場料$5なのかと思いこみ、村上選手のホームランボールを取りに相手チームが誰かも確認せずに、ホワイトソックスの本拠地レートフィールドへ直行いたしました。5ドルというのは入場料ではなく、ホットドッグやビールなどの食べ物が5ドルになるという火曜日のイベントでした。しかたなく入場料30ドルを払い、ライト側のホームランが飛んできそうな外野席を抑えました。とはいえ、同等の席をカブスの本拠地で購入すれば100ドルは下りません。

ライト側の外野席に敵チームのブルペンがあるのですが、そこで先発の準備をしているのは今年絶好調のエンゼルスのエース、ソリアーノ投手ではないですか。今日はホワイトソックスの勝利は望めないなと諦め気分でのスタートになりました。しかし、ブルペンの様子を見て気になったのはソリアーノ選手が一人で投げていたことです。強いチームはチームメートが先発投手を見守って鼓舞してマウンドへ送り出します。話しかけたら答えてくれそうな緊迫感のない感じの投球練習でした。ベテランの菊池雄星選手も見当たらないし、締まりのないチームだなという印象は得ました。


大谷選手が所属していたころのエンゼルスを見ていたファンも同じ印象をお持ちだと思いますが、締まりのないプレーが多発しそうな空気を色々な所で醸し出していました。それに比べて、今年のホワイトソックスは全員が内野ゴロでも全力疾走、外野フライも全力で追いかけ、弱いなりに若手の多いプレーヤーが全力で戦っている印象です。私も年を取ったのかそんな全力で戦う若者への応援にはついつい力が入ってしまいます。

試合の方は、村上選手からホームランは出ませんでしたが、他の選手がホームランを打って名物の風車は絶好調に3回も回っておりました。ソリアーノ投手もあっさりと崩れ、6対2でホワイトソックスの勝利で終わりました。また、球場人気ナンバー1は間違いなく村上選手でした。これから、村上選手目的の観光客も増えてくるかと思います。来月のドジャーズ戦は大変な集客になるでしょう。


昨今の村上選手の予想以上の活躍で、トレードの話は途絶えません。恐らく、夏ごろにはトレードに出されると思います。私はカブスファンですが、今年のカブスファンの心配は、ホームラン30発トリオのうち鈴木選手以外の2人、PCA選手と一塁のブッシュ選手が不調なことです。個人的に村上選手は、カブスへ来てブッシュ選手の代わりをしてくらないかと期待しております。今年は鈴木誠也選手の契約最終年でもあり、ここ数年目の上のタンコブのブリュワーズも再建期へ突入する時期でもあり、10年振りのワールドチャンピオンへ最大のチャンスかと思います。ブルペンピッチャーの補強が優先課題かもしれませんが、村上選手がベストフィットするのはカブスかと思います。ホワイトソックスを観戦して、カブスの話をしているのは大変恐縮ですが、カブスファンは全員村上選手を待っております。