シカゴカブスワイルドカードシリーズ観戦記
個人的な話になりますが、私はバックトゥザフューチャー2を見て、当時カブスが最も長い間ワールドチャンピオンになっていないということを知って以来、何となくカブスファンです。
私は運よくサンディエゴパドレスとのワイルドカードシリーズ第2戦を現地観戦することが出来ました。アメリカでのスポーツ観戦はお金が掛かるというのは、日本でも常識になっているかと思います。誰もが行きたいような人気の試合は、転売マーケットでチケットを購入することになるので定価の数倍に跳ね上がることも珍しくありません。私は今年数回カブスの試合を通常のサイトで買っていたせいか、初期販売の案内メールが届いて通常価格で購入することができました。外野席で99ドルでした。
7年ぶりの有観客でのプレイオフ本拠地開催ということもあってか、試合前から熱気は尋常ではありませんでした。通常の試合ですと相手チームのユニフォームを着ている人も多数見かけるのですが、今回は数名見かけた程度でした。カブスファンも決してお行儀が良いタイプではないので、安全上相手チームのユニフォームを着なかったのかもしれません。私はライト側で観戦しておりましたが、あくまでも偏見ですが、柄の悪い人たちは毎試合レフトスタンド側に固まっています。日本でも昨年、お腹にSHOTAとペイントをした若者のことが報道されたかと思いますが、彼らもレフト側の最前列を陣取っていました。
話は変わりますが、鈴木選手と今永選手は実際どのくらい現地で人気なのかとよく聞かれます。簡潔に答えますと、両者とも大人気です。特に鈴木選手はここのところ好調なせいか、選手紹介の時の声援は一番大きかったかと思います。通常モードですと、今シカゴの一番人気はPCA選手です。ユニフォームを着ているファンの半分近くがPCA選手のものだったと思います。日本との違いはこちらのファンは地元チームのことは良く知っているのですが、相手チームのことには詳しくないことです。相手チームに知っている名前があれば、それは優れた有名選手だから知っているわけで、とりあえず大ブーイングを浴びせます。今回のパドレスですとタティスJr選手やマチャド選手などが対象でした。大谷選手も以前は、声援7割ブーイング3割といったお客様的な扱いでしたが、今年くらいからシカゴでは、完全にブーイングの対象になった印象です。
定番のアメリカの物価の話をさせていただきますが、アメリカのスポーツ観戦でパサパサのハンバーガーが2000円しただの、ホットドッグ以外の選択肢がないだの、といった悪評を誰もが聞いたことがあるかと思います。この写真のペットボトルのコーラとナチョスを購入しましたが、30ドルを超えてしまいました。
リグレーフィールドで食べ物を買うたびに後悔するのですが、観戦前に腹ごしらえをしようにも周辺の店はどこも試合前は大変混雑していますし、選択肢が本当にないのです。このブログを書いている最中、ディビションシリーズ第3戦のブルワーズとのチケットを購入することができました。今回も通常価格で購入出来ましたが、ほぼ同じライト側の外野席ですが価格はワイルドカードシリーズの約倍になり、170ドルでした。勝ち続けた場合ワールドシリーズだと外野席は一体いくらになるのでしょうか。今年はカブスが勝っても負けてもこの辺りで見納めかなと思っているところです。