自民党総裁選を少ない情報で勝手に考えてみた
石破辞任のニュースは多くの人にとって吉報だったのではないでしょうか。次の政治的な話題は自民党の総裁選になります。総裁選もフルスペックで行い、複数の候補者が出て、与党の総裁選としての体裁は保たれるのではないでしょうか。報道にも多くの時間が割かれるでしょうし、テレビなどの媒体ではそれなりに盛り上がりを見せるのでしょう。
フルスペック総裁選というとフェアで透明性を保った選挙になるという印象を持たれる方も多いかもしれません。しかし、現実はどうでしょうか。党員で自民党のパーティー券を買っているような方の中には多くの外国勢力が含まれているようです。また、いまだに企業が強制的に社員を党員にして、一個人が複数の社員の分までの投票権を持っているということも良くあると聞きます。よって、フルスペック=フェアの方程式は全く成り立たちません。また、フルスペックにすると政治的空白期間も生まれますし、何か通したくない法案があるのではと勘ぐってしまいます。
今後、候補者の特徴などを色々と解説する報道も多くなるでしょう。しかし、前回の参院選で大きな議題になり、国民が切実に願っている減税と移民問題の解決に関しては誰が出てきても、今までの自民党と同じスタンスです。よって、誰になっても大事な部分は変わらないと考えるのが妥当です。これから前回の総裁選のように、高市氏に期待をする声が大きくなるでしょう。しかし、彼女でさえも私の知っている限り減税に言及したことはありません。スパイ防止法や、近隣国政府へしっかりとした対応をしている素晴らしい政治家だとは思いますが、今の移民問題を深刻に捉えているという印象はありません。安全保障の面では期待したいですが、ここ数年もし自民党の親中派と戦っていたらここまで状況は悪くなっていなかったのではないでしょうか。積極財政派であることに望みを託したいですが、彼女の提案している積極投資はハイテク技術に国が投資するなど、国策液晶会社ジャパンディスプレイと同じ運命を辿りそうな話ばかりです。建設系公共投資は散々90年代に叩かれたので、文科省系投資の方が利権を生みやすい構図があるのかなと勘繰りたくなります。道路工事などより、それらの方が利権を作りやすく党内の賛同が得やすいのでしょうか。となると誰がなっても石破とそんなに変わらないのではという結論に達します。
勿論ギャグですが、総裁選を自爆テロ的に使って、進次郎に総理になってもらって自民党崩壊のとどめを刺してもらうのも悪くないかなと思います。石破だったら、とどめを刺せるのではと私は少し期待していたのですが、進次郎なら出来るかもしれません。