超長期住宅先導的モデル事業 200年住宅 その3 上棟

超長期住宅先導的モデル事業 200年住宅 その3 上棟

2009年3月10日 7:03 PM | カテゴリー: 過去記事 | 投稿者: プリンシパルホーム

超長期住宅先導的モデル事業 200年住宅

 

いよいよ200年住宅の上棟が完了いたしました。

200年住宅は国産材の杉の集成材を使用し、内部は木の現しとなるため、雨に濡れないよう上棟後すぐにシートを掛けております。

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柱などに関しても、工事中に傷つけたりしないように保護カバーを巻き、細心の注意をはらっています。

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200年住宅の特徴として、柱は5寸と4寸を使用しております。

写真では柱の太さがよくわからないかもしれませんが、下の写真の手前に映っているのが5寸の柱、奥が4寸の柱です。

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そして梁もとにかく太い 尺梁 を採用しております。

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柱と梁などの接合には本体金具が柱に、引き寄せ金具が梁に、予め工事でセットされており、 現場で本体金物を取り付けられた柱と、引き寄せ金具が取り付けられた梁を組み合わせます。 ドリフトピンをセットした後、引き寄せ金具を締め付けて固定します。

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下の写真は 鋳鉄金物といいまして、鋳鉄中の炭素の結晶が球状になっているため、割れにくく、鉄より硬度衝撃に強く錆びにくい特質をもっています。 普通鋳物にはほとんどない「伸び」が出るようになり、それにより引っ張り強度も増し、とても強い鋳物です。

常識をこえる強度や耐久性を発揮する鉄なので、このダクタイル鋳鉄は、製鉄業界では、20世紀最大の発明と言われているようです。

 

この性能を頼り、様々な所で活用されています。例えば、自動車の動力系であるエンジンやブレーキに。また鉄道では、枕木とレールを緊結する金物に。 更に日本では、水道管の本管と言った、正に社会インフラの中心で使われているのが、ダクタイル鋳鉄です。簡単に割れたり欠けたり摩耗したり、錆びたりする 素材ではなく、身近な所では、道路のマンホールのふたにも使われています。

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そして家の足元となる土台にも5寸を使用しております。

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写真ではなかなか5寸柱や尺梁の迫力をお伝えできないのですが、安定感と重圧感を感じました。

 

しばらくは、構造躯体を見ることができますので、現地をご覧になりたい方がいらっしゃいましたら下記までご連絡をいただければ、現地をご案内させていただきます。

 

お気軽にお申し付けください。

 

2016年6月改訂

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