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お役立ちコラム 2011/04/18

セシウムを浄化?!

こんにちは

こんな記事を見つけました!

""放射性物質:顔料使ってセシウム汚染水浄化 東工大が開発
医薬品など に使われる市販の顔料で、原子炉から発生する放射性物質のセシウムに汚染された水を浄化する技術を、東京工業大原子炉工学研究所長の有冨正憲教授(原子力 工学)らのチームが開発した。東京電力福島第1原発の事故で発生している汚染水の処理のほか、周辺の池や沼の浄化にも活用できるといい「一日も早い地域の 生活、農業再建に役立てたい」としている。

チームは、青色顔料の一種「紺青」の主成分「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働きがある点に着目。汚染水にこの顔料を混ぜ、遠心力で分離した後、セシウムとともにフィルターでこし取るシステムを開発した。

実験では、化学的な性質が同じで放射線を出さないヨウ素、セシウム、ストロンチウムを海水に混ぜ、同原発の高濃度汚染水に相当する模擬汚染水(ヨウ素、セ シウム各10ppm=1ppmは100万分の1)を再現。模擬汚染水100ミリリットル当たり顔料1グラムを入れたところ、処理後の水から検出されたセシ ウムの濃度は1万分の1以下となり、ほぼ100%除去できた。

ヨウ素とストロンチウムは除去できないが、ヨウ素は半減期が8日と短いため問題は小さく、ストロンチウムもセシウムに吸着する性質を使って除去率を上げることは可能だ。

泥水の浄化などに使われる既存の可動式装置を使えば毎時最大300リットルを処理でき、処理後の水は原子炉の冷却水に再利用する方法が考えられるという。

有冨教授は「福島原発で発生している汚染水に適用が可能だ。土壌の浄化にも応用したい。日本の科学の英知を合わせて復興に取り組むべきだ」と話す。八田浩輔、須田桃子""

放射能に関する知識はほぼなく難しいことはよくわからないのですがどうやら身近な顔料の成分でセシウムに汚染された水を浄化できるらしいのです!!!希望の光になるかもしれないです。

また、有富教授の発言もしびれます。
「日本の科学の英知を合わせて復興に取り組むべき」

かつて東北地方の度重なる自然災害により深刻化した農村の飢餓や身売り、一家離散、失業者の増加を社会体制の矛盾に責を帰することなく、科学と知恵を武器に立ち向かった宮沢賢治の話を思い出しました。